図書館で見つけて、久しぶりに山本文緒さんの作品を読みました。長編です。
作品紹介
30代の主人公を取り巻く、仕事、恋愛、介護。
全て完璧を目指しながらうまくいかず、悩みながら成長していく姿に共感できることがあるでしょう。
『自転しながら公転する』
著者:山本文緒 /出版社:新潮社 /2020年発売
第16回中央公論文芸賞受賞
第27回島清恋愛文学賞受賞
2021年本屋大賞5位
2023年新潮文庫の100冊に選ばれています。
著者の山本文緒さんについて
1962年神奈川県生まれ。
1987年『プレミアム・プールの日々』でコバルト・ノベル大賞の佳作を受賞しデビュー。
1999年『恋愛中毒』で第20回吉川英治文学新人賞を受賞。
2000年『プラナリア』で第124回直木賞を受賞。
2021年10月13日、膵臓がんにより死去。58歳没。
感想
迷ったり悩んだりしても答えが出なくて、どうしたらいいかわからなくなる気持ちに共感しながら読んみました。
すれ違いが多い都と貫一に読んでる間ずっとハラハラしました。都がいろいろなことを考え、悩んでいるときに貫一は何を思っていたのでしょうか。
「明日死んでも悔いがないように、100歳まで生きても大丈夫なように、どっちも頑張らないといけないんだよ!」
『自転しながら公転する』より
お寿司屋さんでのお客さんの言葉なのですが、すごいですね。今も未来もどちらもあきらめない。どちらも大切にしなければと思わされました。
この言葉以外にも寿司屋のシーンがとても好きで、何度も読み返してしまいました。
「別にそんなに幸せになろうとしなくていいのよ。」
『自転しながら公転する』より
一番心に残った言葉です。
そんなに頑張りすぎなくても大丈夫なんだと、ほっとできました。
未来ばかりでなく今も大切に生きていきたいです。
まとめ
若い頃に山本文緒さんの作品はたくさん読ませてもらいましたが、ここ20年くらいは離れていました。久しぶりの山本さん作品、やはり心に重いですが好きです。
恋愛小説が好きな人にはおすすめの作家さんです。
エッセイも出版されていて、素直で純粋な山本さんの様子が描かれています。
お亡くなりになられてしまい、とても残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
たくさんの素敵な作品をありがとうございました。
これからも読み続けていきます。


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