『スイッチ 悪意の実験』潮谷験(著)どんなスイッチがあるのか?

日本文学

最近注目している潮谷験さんのデビュー作です。

◎作品紹介(簡単なあらすじ)

『スイッチ 悪意の実験』
著者: 潮谷験 /出版社:講談社
カバー装画:10⁵⁶ /カバーデザイン:長﨑綾

大学で紹介されたアルバイト。
何もしなければ100万円がもらえる仕事。
何の意味があるのか不明なまま、実験(アルバイト)に参加してしまう。
理由のある悪、理由のない悪、違いは何なのだろうか。
このスイッチを押す?押さない?

第63回メフィスト賞受賞作品

著者の潮谷験さんについては、こちらのページにまとめました。⇩

装画を描かれたのはイラストレーターの10⁵⁶さん。
読み方はあそうぎ(阿僧祇)さんでよいのでしょうか?
スイッチがツヤツヤでとてもリアルで印象に残ります。

◎感想

理由のない悪意はどうやって出てくるんだろうと考え、自分には絶対に出てこないとは誰も言えない怖さがありました。
それを調査する心理コンサルタントという仕事の胡散臭さが気になってしまいました。
その大金はどこから出てくるのだろうか??

主人公の自分への冷静な分析の理由がわかってくるとやるせない気持ちになりました。
自分を大事にできるようになると、いろんな事が変わってくるのかな、自分を大事にするやり方って何だろうといろいろ考えてしまいました。

こんなスイッチあったらイヤだな。

◎心に残った言葉

自分を大事にできない。大事にするやり方がわからない。そんなちぐはぐさを抱えたまま、転がり、周囲を巻き込み、取り返しのつかない形へ変貌してしまう。

『スイッチ 悪意の実験』より

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