『乱歩と千畝─RAMPOとSEMPO─』青柳碧人(著)二人の出会いの奇跡

日本文学

タイトルを見てこれは絶対に読みたいと思った1冊です。

◎作品紹介(簡単なあらすじ)

『乱歩と千畝─RAMPOとSEMPO─』
著者: 青柳碧人 /出版社:新潮社
装画:鳩山郁子

同じ時代に生きた江戸川乱歩と杉原千畝。
二人が出会った大正から昭和の時代。
戦争を経験した二人の周りの人物たちにも注目したい。
フィクションとは思えないほどの読みごたえ。

第173回直木賞候補

著者の青柳碧人さんについて

1980年生まれ
千葉県出身

2009年7月『浜村渚の計算ノート』で、第3回「講談社Birth」小説部門を受賞しデビュー
2025年本作品『乱歩と千畝─RAMPOとSEMPO─』で、第173回直木三十五賞の候補

デビューからたくさんの作品を発表しています。
〈浜村渚の計算ノート〉シリーズ、〈昔ばなし〉シリーズ、〈赤ずきん〉シリーズ、『クワトロ・フォルマッジ』『怪談刑事』『名探偵の生まれる夜 大正謎百景』など多数の作品があります。

装画について

鳩山郁子さんはイラストレーターと漫画家として活躍中です。
『名探偵の生まれる夜 大正謎百景』の装画も担当されています。
どちらの小説にもぴったりな素敵な装画です。

◎感想

以前読んだ青柳碧人さん『名探偵の生まれる夜 大正謎百景』がとても好きだったので、こちらも時代背景が似ているので期待して読みました。

実際に起こったことのように思える展開で、千畝が外交官として働く中で、だまされ裏切られて、探偵の三つの極意を思い知っても、それでも前を向いていく姿がかっこよかったです。
乱歩の小説を書きたいという強い思いと、すぐ弱気になるところが魅力的でした。

戦時中の過酷さを感じる中盤と戦後の日本の成長と文学界の広がりなど興味深い展開で、大正から昭和にかけての話が好きなのでとてもおもしろかったです。
知りたいことも増え、この時代の物語がもっと読みたいです。

青柳碧人さん、今回改めて調べてみたらとてもたくさんの作品があって驚きました。
私の既読は5冊ほどですが、これから少しづつ読んでいきたいです!

◎心に残った言葉

進む道があまりに違いすぎるがゆえ、気持ちは同じなのにすれ違ってしまった。

『乱歩と千畝─RAMPOとSEMPO─』より

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