『二十四五』乗代雄介(著)旅先で何が見えるのか

日本文学

先日読んだ作品に連なる物語のようです。芥川賞発表前に読みたいと思い群像12月号を購入して読みました。

◎作品紹介(簡単なあらすじ)

『二十四五』
著者:乗代雄介 / 出版社:講談社
装画:イワクチコトハ / 装幀:川名潤

弟の結婚式のために仙台へ向かう景子。
家族との久しぶりの再会と、弟との思い出話で、また叔母を強く思う。
叔母と行くはずだった仙台。
一緒に観光するはずだった場所をめぐり、何を思うのか、何がしたいのか?
それは悲しいことなのか、楽しいことなのか、自分にもわからない感情にどう向き合うのか…

第172回芥川賞候補

著者の乗代雄介さんについては、こちらのページにまとめました。⇩

装画を担当されたイワクチコトハさんのホームページはこちらです。
そのほかにもXやInstagramで作品が見られます。
幻想的で優しい素敵な作品です。

◎感想

単行本発売が待ちきれず群像12月号で読みました。

大好きだった叔母との思い出がしっかりと心に残っている景子、その思い出をやり直すかのような行動を見守っている気分で読みました。
両親や弟との関係がとてもさっぱりしていながら、お互いを気遣うことのできる家族でありとてもうらやましい思いになります。
家族って不思議なものです。

旅先での友人との会話がとても印象的で、変わらない人はいない、もう会えない人でも変わっていくのだという言葉に、何か少し救われる思いがしました。
身近な死は悲しいだけでなく、たくさんのことを教えてくれます。
変わっていく、変わろうとしている、そんな景子を見守る両親や弟やまわりの人たちの姿がとても優しくて、私もそんなふうにまわりを見守れるようになりたいです。

ゆっくりゆっくり読み返したい1冊です。

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