『伯爵と三つの棺』潮谷験(著)何を目撃したのか?

日本文学

本格ミステリ大賞候補の中から選んだ1冊。初めて読む作家さんなので楽しみです。

◎作品紹介(簡単なあらすじ)

『伯爵と三つの棺』
著者: 潮谷験 /出版社:講談社
装画・挿絵:佳嶋 /装丁:川谷康久(川谷デザイン) /作中地図:芦刈将

第46回吉川英治文学新人賞候補
第25回本格ミステリ大賞(小説部門)候補
第78回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)候補。

週刊文春ミステリーベスト10で18位、このミステリーがすごい!で5位、本格ミステリ・ベスト10で4位、ミステリが読みたいで6位と、様々なミステリーランキングに選ばれています。

目撃者の多い事件。
それなのに容疑者が絞り込めない謎に伯爵が挑みます。
あれは誰なのか?なぜこのような事件が起きたのか?
科学捜査のない時代の事件捜査の地道さと発想に驚きの結末が!!

著者の潮谷験さんについては、こちらのページにまとめました。⇩

・デザインについて

装画を描かれた佳嶋さん、物語が楽しみになる意味深な表紙が素敵です。
イラストレーターとして装画や挿絵のほかにも幅広く活動されています。
とても見ごたえのあるホームページを見つけました。

地図を描かれたイラストレーターの芦刈将さん、ほかにも『レーエンデ国物語』などの小説でも地図を描かれています。
イラストマップについて気になったので調べてみたら、迫力あるホームページを発見しました。
マップ専門というわけではないようです。

◎感想

1700年代の事件。
時代背景にうまく理解が追い付かず、読み始めは苦戦しましたが、いつの間にか夢中になって読んでいました。
手紙で新事実がわかるが、信憑性はどうなのだろうかと考えたり、登場人物は少ないのに謎の多い事件に悩みました。
そしてそこを考えるのが公偵たちの仕事なのでしょうが、私には思いもつかない鋭い推理に驚くばかりです。

階級の差で生まれたときから人生が決まってしまう厳しい世の中、私たちには想像もできない思いがあるのだろうと感じました。
解決したと思ってもどこかスッキリせず話は続いていき、新たな事実が分かったり、最後の最後まで楽しめる物語でした。

とても面白かったので、ほかの作品もこれから読みたいと思います。
そしてフランス革命についての書物も読みたいです。

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