シェア型書店の物語は初めて見かけました。何だか惹かれるあらすじに期待がふくらみます。
◎作品紹介(簡単なあらすじ)
『書棚の本と猫日和』
著者: 佐鳥理 /出版社:マイクロマガジン社(ことのは文庫)
カバー装画:わみず /デザイン:大岡喜直
美容師聡子が出会ったシェア型書店〈フレール〉。
この書店では、書棚の中の一棚ごとに別々の人が管理をし、順番に店番をするというシステム。
棚にある本たちは、どこから来てどこへ行くのか。
本との出会いから人との出会いへ。
◎著者の佐鳥理さんについて
東京都出身。
代表作は『紅茶と猫と魔法のスープ』『二十二時のにわか雨』
そのほか下記作品集などに短編が収録されています。
『身近な野鳥アンソロジー風渡る空に舞って』「蹴って、蹴って」
『世瞬Vol.3』「彼方へ」
そのほかsatori名義で作品も書かれています。
佐鳥理さんのホームページでは、野鳥の写真など見ることができます。
装画担当のわみずさん、多数の書籍のイラストを描かれているようです。ホームページでは優しい絵の世界が広がっています。
◎感想
シェア型書店のお話は初めてなので、興味津々で読み始めました。
棚ごとにそれぞれ好きな本を紹介したり、自分で作った作品を飾ったり、見たことのない本が見つかりそうで楽しそうです。
行ったことのない書店にも足を運びたくなりました。
「いいんじゃないですか、自分が好きだと思うものは周りに関係なく、好きって言ってしまって。———」第一話より
「一人で生きられることが、大人になることとも限らないけどな。———」第二話より
棚主としてお客様と話をする中で、自分の好きなこと、好きな本に改めて気付いていく様子に、なんて素敵なことだと感じました。
カッコつけず、好きなものは堂々と好きでいようと思いました。
第五話「ケの日、ハレの日」の恵美子さんの素直な心が心地よく、でも言いたいことを何でも素直に言うわけではなく、娘や孫を気遣う温かい心からの発言に見習うところがたくさんありました。
新しいことにチャレンジしていく姿にも勇気をもらいました。
こちらの本は埼玉県北本市にある小声書房さんで出会いました。
書店内にある1箱本棚で棚主さんをされていて、佐鳥さんの作品やおすすめの本を購入できます。
とても居心地のよいお気に入りの本屋さんです。


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