現役の医師である夏川草介さんの物語。神様のカルテがとてもよかったのでこちらも読みました。
◎作品紹介(簡単なあらすじ)
主人公の敷島寛治は長野県の感染症指定医療機関の内科医です。
コロナ感染者が急増しはじめ、未知のウイルスへの対応で限界を超えた医療従事者たち。
人々の命だけでなく、心までもを追い込むウイルス。
医療従事者たちの行動や思いがありのままに描かれた物語です。
著者の夏川草介さんについては、こちらのページにまとめました。⇩
文庫カバー装画は石居麻耶さんです。
夏川草介さん『レッドゾーン』や、万城目学さん作品の表紙装画をたくさん手掛けていらっしゃいます。万城目さんの『六月のぶりぶりぎっちょう』はこれから読む予定で我が家の本棚に並んでおります。
石居麻耶さんのホームページではとても素敵なイラストを見ることができました。
◎感想
とてもリアルなコロナ禍の様子、外からはわからない医療の現場、医療従事者の方々へ改めて感謝をしながら読みました。
未知のウイルスへの対応に正解がわからないままに動く医療の現場、しかし正解を待っている余裕がないという現実、人の命には「待つ」ということはできません。
この環境で心と身体の健康を保つことは誰にも難しいことです。
「______結果から見れば、正解であったとは言えませんが・・・・・・」
「最善であったことは確かです」
『臨床の砦』より
この三笠の言葉がとても印象的でした。
あとがきの夏川さんの言葉がとても重く、そして自分の甘さを思い知りました。
何度も読み返したあとがきも含めて、忘れられない、忘れてはいけない一冊でした。
未知のウイルス発生から時間のたった今、読めたことにとても感謝しています。
2024年11月6日発売予定の『命の砦』が続編になるようです。これは読みたいですね!



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