『蝉かえる』櫻田智也(著)虫好き探偵の行くところには…

日本文学

優しい魞沢泉シリーズ2作目です。今作も心温まるミステリー短編集です。

◎作品紹介(簡単なあらすじ)

『蝉かえる』

著者: 櫻田智也 /出版社:東京創元社
カバー装画:河合真維 /デザイン:長﨑綾(next door design)

全国各地を旅する昆虫好きの心優しい青年・エリ沢泉(えりさわせん。「エリ」は「魚」偏に「入」)。彼が解く事件の真相は、いつだって人間の悲しみや愛おしさを秘めていた──。16年前、災害ボランティアの青年が目撃したのは、行方不明の少女の幽霊だったのか? エリ沢が意外な真相を語る表題作など5編を収録。注目の若手実力派が贈る、第74回日本推理作家協会賞と第21回本格ミステリ大賞を受賞した、連作ミステリ第2弾。

東京創元社公式ホームページ『蝉かえる』内容紹介より

第74回日本推理作家協会賞(長編及び連作短編集部門)受賞
第21回本格ミステリ大賞(小説部門)受賞

著者の櫻田智也さんについては、こちらのページにまとめました。⇩

前作と同じく文庫本のカバー装画は河合真維さん。
紙魚の手帖の扉絵なども描かれています。
優しい気持ちになれるイラストに癒されます。

◎感想

1話ごとに違ったテーマでいつの間にか引き込まれてしまう連作短編集。
虫を求めて様々な場所へ出かけ、その場所で起こる事件を鋭い観察力で解決します。
鋭くも優しい視点で事件の真相を見抜いてしまう魞沢には見たくもないことも見えてしまうようで、読んでいるこちらも辛くなってしまいます。
悲しい事件と、それを取り巻く人々への優しさがあふれる魞沢の言葉や行動から目が離せません。

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