かなり遅いですが、今年の4月から6月に読んだ33冊の中の【小説】から5冊を個人的な好みで選びました。順位は決められないので読んだ順です。
感想は自分の読書メーターからです。
◎『街に躍ねる』
『街に躍ねる』
著者: 川上佐都 /出版社:ポプラ社
小学五年の晶と、高校生の達の兄弟のお話。
普通ってなんだろう。
↓感想と簡単なあらすじはこちらの記事にまとめました。↓
◎『あわのまにまに』
『あわのまにまに』
著者:吉川トリコ /出版社:KADOKAWA
2029年から1979年まで、10年ごとに時代を戻りながらの物語。
家族の秘密や真実がどんどん暴かれていきます。
【感想】
どんどん過去へ話が移っていく物語というのは珍しい気がして新鮮でした。たまにあった違和感になるほどと思ったり、驚いたり。誰にでもある秘密や隠し事、普通って一番わからないし、誰とでもわかり合う必要はないのだと改めて感じました。読み終えると、またはじめに戻って読んでしまいました。
【心に残った言葉】
心と体はばらばらで、一致することがいいことだとも思えなかった。
『あわのまにまに』より
◎『ゴリラ裁判の日』
『ゴリラ裁判の日』
著者:須藤古都離 /出版社:講談社
ローランドゴリラのローズは人間と同等の知能を持つと言われ、人の言葉を理解することができる。とても賢く優しい心を持つローズ。人の命とゴリラの命の差はあるのか、正義とは?
↓感想と簡単なあらすじはこちらの記事にまとめました。↓
◎『穴』
『穴』
著者:小山田浩子 /出版社:新潮社
夫の田舎に移り住んだ夏。そこで出会った黒い獣の後を追いかけていると、私は穴に落ちてしまう。黒い獣や穴だけでなく、まわりの人々も何かおかしい。毎日の生活の中でもおかしなことが多くなる。
【感想】
自分に見えているものと、他人が見ているものは同じではないのですね。見たいと願うものが見えているのかもしれません。黒い獣と穴の不気味さと不可思議さ。不気味なようでも怖くはなくて、これが日常なのかもしれないと感じる作品でした。
◎『旅する練習』
『旅する練習』
著者: 乗代雄介 /出版社:講談社
中学入学前のサッカー少女と、小説家の叔父の旅。練習の旅。
2020年のコロナ禍の春休み、ふたりは利根川沿いに歩いて、千葉の我孫子から鹿島を目指します。小説家の叔父の日記のような記録のような物語。
【感想】
一緒に旅をしている気分で読み進めていきました。のんびり旅をしている様子だったので、こちらものんびり読んでいたら、途中から何か文章にひっかかりを感じる場面が多くなってきました。終盤はこのままのんびり終わらないような不安を感じつつ、読む手が止まらなくなってきました。コロナ禍のはじまりの不安定な時期の話でもあり、心の安定ってなんだろうと考えてしまいました。初めての乗代さん、ほかの作品も読みたいと思えるお話でした。
◎まとめ
今回の5冊はすべて初めて読む作家さんでした。素敵な出会いに感謝の思いです。そして読みたい本が増えました!
ちょっとバタバタと忙しい時期で、感想やメモが残せていない作品が多いのですが、【心に残った言葉】は一文だけでも走り書きしておけばよかったです・・・
次の7月から9月は新潮文庫の100冊作品を中心に読んでいます。こちらもベスト5早めにまとめていきたいと思います。そして名作にチャレンジ!!



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