初めて読む作家さん、ミステリーが読みたいと思って見つけた1冊です。
◎作品紹介(簡単なあらすじ)
『彼女が探偵でなければ』
著者: 逸木裕 /出版社:角川書店
装画:げみ /装丁:原田郁麻
リアルサウンド認定2024年度国内ミステリーベスト10 第1位
2025年度本格ミステリ大賞候補(小説部門)
探偵としてどこまでやるべきか、悩みながらも謎を放っておくことはできない〈女性探偵課〉に所属する課長の森田みどり。
どんな依頼がくるのか?どのように解決へ近づくのか?
探偵の仕事のおもしろさと大変さがわかる1冊。
・著者の 逸木裕さんについて
1980年東京都生まれ。
学習院大学法学部法学科卒業。
2016年『虹を待つ彼女』で第36回横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。
2022年短編「スケーターズ・ワルツ」で第75回日本推理作家協会賞〈短編部門〉受賞。(『五つの季節に探偵は』収録)
・装画について
装画を描かれたイラストレーターのげみさん、300冊以上の小説の装画を担当されているそうです!すごい数ですね。
優しい色彩とイラストが素敵です。
◎感想
探偵の仕事と考え方、日常生活においてもとても参考になることが多くありました。
人を動かすとは、言葉を見つけることだと思う。
『彼女が探偵でなければ』「縞馬のコード———2022年秋」より
言葉をそのまま信じるのではなくて、時間をかけて考えることを教えてくれました。
あわてずに急がずに考えることを心がけたいです。
自分の中で確信ができても、その先を考え続けたい。それまで答えを口に出したくないんだ。
『彼女が探偵でなければ』「太陽は引き裂かれて———2024年春」より
探偵に依頼する事件というのは、きっと範囲が広いのだろうと思いますが、どんな問題にも簡単に答えを出さず、多方面から調査をして考えて、また考え直して調査をすることを繰り返していく姿がとても頼もしかったです。
〈答えを簡単に出す人〉が増えてきているということに、ドキッとしました。自分はどうだろう。
そうならないように、行動や言動の前に一呼吸置くようにしていきたいです。
家族との関わり方に悩んでいる姿も印象的です。
ありのままを受け止めることは、わかっていても難しいことですね。
少しずつ少しずつです。


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