『隠蔽捜査』今野敏(著)竜崎登場【隠蔽捜査】シリーズ1

日本文学

警察小説の大人気シリーズとのことで選びました。
初めての作家さんなので楽しみです。

『隠蔽捜査』
著者:今野敏 /出版社:新潮社

第27回吉川英治文学新人賞受賞

『隠蔽捜査』シリーズ第1作目です。

作品紹介

警察官僚の竜崎信也が主人公。現在は警察庁長官官房で働いています。
原理原則を遵守し、まじめで愛想もなくまわりからは「変人」と呼ばれている竜崎。 
その時に起こった連続殺人の解決に向けて、真正面からぶつかっていきます。
しかし事件以外にプライベートでも大問題が起こってしまいます。
全ての事柄をどのように解決へ導くのか…はたして解決できるのだろうか。

著者の今野敏さんについて

1955年北海道生まれ。
名前の読みは、こんのびんさんです。
武道家でもあり、空手道今野塾を主宰されているそうです。

1978年『怪物が街にやってくる』で第4回問題小説新人賞を受賞しデビュー。
2006年『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞受賞。
2008年『果断 隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞受賞、第61回日本推理作家協会賞受賞。
2017年『隠蔽捜査』シリーズで第2回吉川英治文庫賞受賞。

出版のペースがとても早く、次々に新作が発売されています。

感想

初読み作家さん。
エリート意識の強い主人公で最初は感じが悪かったのですが、読み進めるうちにその思いも変わってきました。
仕事と家庭の問題に悩み、解決方法を探していくが、なかなか見つからなくて、どう解決するのか気になって一気に読みました。
丸く収めて一件落着ではなく、家庭の問題も家族としっかりと話し合いをして、逃げずに一番いい解決方法を見つけました。この姿は見習いたいです。

「何か負い目があると、正常な判断ができなくなる。疑心暗鬼というやつだ。」
「人間が生きていく限り悩みは尽きない。問題はそれに対処できるかどうかだ。」 
「あらゆる失敗や犯罪は、やってしまってから自分の愚かさに気づくんだ。」

『隠蔽捜査』より

竜崎の言葉はストレートでわかりやすくてたくさんの言葉が心に残りました。

続編もぜひ読みたいと思います。

まとめ

ミステリー小説、特に警察小説が好きな方におすすめのお話です。
竜崎のまっすぐな言葉が心に刺さります。

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