『赤毛のアン』L.M.モンゴメリー(著)

海外文学

作品紹介

『赤毛のアン』
作:ルーシー・モード・モンゴメリー /翻訳:掛川恭子 /出版社:講談社 /発売:2005年

【赤毛のアン】シリーズ全10巻の1巻目です。

感想

若い頃には気付かなかったアンの魅力にひかれ楽しく読みました。

アンやまわりの人々からたくさんの愛情があふれていて、特にマリラとマシューのアンへ愛情深さが心にしみました。

どんなことも楽しむことができて努力家のアン。

アンの楽しいことや素敵なことを見つけて、それを心から楽しみ想像を広げる才能や、たくさん失敗して絶望して思い切り悲しんで、でもあきらめずやり続ける姿勢に、読んでいる自分も同じような気持ちになってしまいます。

10代の頃には気づかなかったマリラの思いが痛いほどわかり、後半になるにつれ素直な言葉がどんどん出てきてなんだかうれしい気持ちになりました。

無口なマシューのやさしさは言葉ではなく、態度からあふれているのでしょう。

心に残った言葉はたくさんありましたが、会話中に何度も出てくる「ねえ、マリラ」というアンの呼びかけが、実は一番心に強く残っています。

なぜだかとっても心があたたかくなるのです。

2022.8.7読了

心に残った言葉

「あれは自分の家なんだって思いながら家に帰るのって、すてきだわ。」

『赤毛のアン』より

 アンのグリーンゲイブルズと家族への想いがあふれていて好きな言葉です。

「マリラは、アンなしでよくも生きてきたものだと思うことがあるくらいだったけれど、それはだまっていることにした。」

『赤毛のアン』より

 愛情表現の苦手なマリラの心の中が見えて心に響きました。

「ロマンチックなことを、全部忘れてしまうんじゃないよ、アン」

『赤毛のアン』より

 無口なマシューの言葉は重みがありました。

まとめ

10代のころに新潮文庫版の村岡花子さん翻訳のものを読みました。

もっと小さなころはアニメも見ていました。

今回何十年ぶりかに読みたいと思い、たくさんの翻訳が出ていて驚きましたが、いろいろなサイトを見させていただき、掛川さん翻訳のものを選びました。

結果、私にはとても読みやすく、違和感もなくアンの世界へ自然と入っていけました。

続編もまだまだあるのがとてもうれしいです。

いつもと変わらぬ日常のひとつひとつに楽しみを見つけていきたいと思えた読書でした。

アニメの世界名作劇場が好きな方や、穏やかなお話が好きな方におすすめです。

大人でも子どもでも楽しめるのではないでしょうか。

*私はkindleで購入して読みましたが、今はkindleunlimited読み放題で読めるようです。

(2022.8.22現在)

読みたい関連本や気になる本

  • 『アンの青春』・・・今回読んだ『赤毛のアン』の続編です。実はもう読み始めています。
  • 『アンのゆりかご』・・・『赤毛のアン』の一番最初の翻訳者村岡花子さんのお話で、作者は花子さんのお孫さんだそうです。
  • 『ふたりのロッテ』・・・読んだことのない児童書ですが、ずっと気になっています。
  • 【おちゃめなふたご】シリーズ・・・小学生のときとても好きでハマっていました。どうしてハマっていたのか忘れてしまったので、また読みたいです。kindle版希望です。
  • 『あしながおじさん』こちらも10代のころ読みましたが再読したいです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました